6月20日は、「世界難民の日」


難民・避難民と呼ばれる方々の多くは、紛争や迫害などによって強制的に故郷を追われています。
近年、その数は増加の一途をたどり、過去最多の8,240万人と推計されています(2021年6月UNHCR発表)。

見知らぬ土地で数多くの困難に直面しながらも必死に生きる難民の方々。今、あなたにできることがあります。


すべてを失い、国を逃れ…

【シリア難民の家族のストーリー】

レザーンちゃん(5歳)仮名

レザーンちゃんはシリアに暮らしていたとき、内戦に巻き込まれて砲撃に遭い、右脚を失いました。

当時のことをお母さんが語ってくれました。

「砲撃によってレザーンは瞬時に右足を失い、まだ2歳だった息子は、1時間後に息を引き取りました。わたしも怪我をしましたが、この子たちに起きたことに比べれば...」

一家はシリアを逃れ、隣国トルコで暮らしています。

「今は夫が路上でパンを売って暮らしています。私はトルコ語がわからないのでずっと家にいるしかありません。」

「学校に行って勉強がしたい。」とレザーンちゃんは言います。

※年齢は取材当時


世界の難民の状況とは・・・

世界では今、人口の100人に1人が難民・避難民といわれており、その半数は、子どもです。

2020年末時点で、難民・避難民などとして移動を強いられている人の数は、日本の人口の実に半数以上に当たります。その中で、欧州などの先進国まで逃れられるのはほんの一握り。多くの人々は近隣の途上国へ避難し、避難先で十分な支援を受けられず苦しい生活を送っています。

避難先では仕事もなく、子どもを学校に通わせられず、言葉さえ通じないことも多くあります。故郷に帰れる見通しも立たない中、見知らぬ土地で生きていく不安は計り知れません。さらに、衛生状態が悪く医療体制も充分ではない難民キャンプ・居住地では、多数の難民が新型コロナウイルス感染の危険にさらされています。


AARが行っている支援

命をつなぐ、緊急支援
明日を生きるための支援を届けます。
突然平和な暮らしを奪われた難民・避難民は、避難するときに何も持っていないことがほとんどです。AARは現場に駆け付けて状況を調査し、水・食料や、衛生用品、毛布など、すぐに必要となる物資を届けます。
避難先での暮らしを支える
これからの人生を支えます。
難民支援が必要となるのは、報道で注目されている期間だけではありません。避難生活が10年、20年と長期化することも多くあります。故郷に戻れるまでの暮らしを支えるため、子どもたちの教育環境の整備、心のケア、水・衛生環境の改善や地元コミュニティとの共生を目指した支援などを行います。
避難先での暮らしを支える
これからの人生を支えます。
難民支援が必要となるのは、報道で注目されている期間だけではありません。避難生活が10年、20年と長期化することも多くあります。故郷に戻れるまでの暮らしを支えるため、子どもたちの教育環境の整備、心のケア、水・衛生環境の改善や地元コミュニティとの共生を目指した支援などを行います。


「目の前に困っている人がいる。だから手を差し伸べる。」

AAR事務局次長 古川千晶

AAR Japan[難民を助ける会]の活動に温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。AARは、ぜい弱な方々の中でもさらに弱い立場の方を支援しています。私たちだけでは全ての方を助けらないのも事実ですが、それでも、一人でも多くの方をサポートしたいという想いで、40年以上にわたり活動しています。
コロナ禍により、難民の方の生活は一層厳しくなっています。日本では想像もつかないような多くの困難がありますが、彼らが主体的に生きていけるように、未来を描けるように、取り組み続けます。

難民の方々の今とこれからを支えていくために、どうぞ私たちの活動を応援してください。何卒宜しくお願い申し上げます。

難民の方々の声
取材当時のインタビューです

村は焼き払われ、夫は兵士に殺されました。両親は、生きているかどうかも分かりません。生後1年にもならない娘に今すぐ何か飲ませないといけないし、10歳の妹もお腹を空かせていますが、お金がなく頼れる人もいません。私たちはどうすればいいのでしょうか。
ロヒンギャ難民 アイシャさん(仮名)

紛争がすべてを変えてしまいました。ケニアの難民居住地の学校に通っていましたが、南スーダンで受けた教育の証明書がないために進級できませんでした。取り残されたような気持ちです。復学してビジネスを学び、起業するという夢があります。

南スーダン難民 コスマスさん

紛争がすべてを変えてしまいました。ケニアの難民居住地の学校に通っていましたが、南スーダンで受けた教育の証明書がないために進級できませんでした。取り残されたような気持ちです。復学してビジネスを学び、起業するという夢があります。

南スーダン難民 コスマスさん



例えば、皆さまからのご支援があれば
写真はイメージです

【3,000円で】
新型コロナウイルスの感染から守るための衛生用品キットを、シリア難民の5人家族1世帯に届けられます
【5,000円で】
家庭内暴力の被害にあったロヒンギャ難民女性1人が、カウンセリングなど状況に合ったケアが受けられます
【10,000円で】
コンゴ難民の子どもたちに教科書や問題集を10冊届けられます
【10,000円で】
コンゴ難民の子どもたちに教科書や問題集を10冊届けられます

支援者の皆さまの声

難民の方の力になっているのが実感できます

宗方洋子さん
AARは災害など何か起きたときに、すぐに活動を開始しています。また、コロナ禍でも様々な形で支援を続けていることが嬉しく思います。レポートやスタッフの活動報告などから、私たちの寄付が支援を受けた方々の力になっていると実感できます。

継続して支援したいと思えます

西垣裕美子さん
何かできたら、という気軽な気持から支援を始めました。今では寄付したお金が現地の方々に届いているのを実感できています。「AARがいなくなっても現地の方々が自立できる支援」をAARは行っているので、その継続性を支援したいと思っています。

継続して支援したいと思えます

西垣裕美子さん
何かできたら、という気軽な気持から支援を始めました。今では寄付したお金が現地の方々に届いているのを実感できています。「AARがいなくなっても現地の方々が自立できる支援」をAARは行っているので、その継続性を支援したいと思っています。

皆さまのご支援が、難民の方々が明日を生きる力になります

難民の今を支えてください

あるいは
継続的なご支援が、難民の方々の未来をつくります

難民のこれからを支えてください

AARへご寄付いただくと寄付額の最大約5割が戻ってきます。
AARは東京都により認定NPO法人として認定されており、ご寄付は寄付金控除の対象となります。
詳しくはこちらから






よくある質問

  • Q
    たくさんのNGOがありますが、AARの特徴はなんですか?
    A
    政治・思想・宗教に偏らない立場で、特に難民や障がい者など、困難な状況に置かれている人々、より弱い立場にある人々を優先的に支援しています。
  • Q
    寄付はどのように使われるのですか?
    A
    指定のないご寄付の場合は、その時に1番必要とされる地域の活動などに活用されます。
    指定寄付(新型コロナ対策、シリア難民支援など)は、直接その活動のために活用いたします。
    ご寄付をもとに行った活動や成果はニュースレターやWEBサイト、またはイベントなどでご報告しています。また、アーク有限責任監査法人より監査を受けています。
  • Q
    日本国内の難民は支援していないのですか?
    A
    AARは国内のインドシナ難民を支援するために設立されましたが、現在は活動の場を海外へと移しています。国内の難民や外国人への支援は姉妹団体の社会福祉法人さぽうと21が実施しています。
  • Q
    寄付はどのように使われるのですか?
    A
    指定のないご寄付の場合は、その時に1番必要とされる地域の活動などに活用されます。
    指定寄付(新型コロナ対策、シリア難民支援など)は、直接その活動のために活用いたします。
    ご寄付をもとに行った活動や成果はニュースレターやWEBサイト、またはイベントなどでご報告しています。また、アーク有限責任監査法人より監査を受けています。